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産経新聞 (2023/10/20付)【となりのSDGs】“廃棄のシカに新たな命“と題し、弊社ジビエ振興事業について取材いただきました。

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産経新聞 2023/10/20付

【となりのSDGs】にて「つくる責任つかう責任(目標12)」として、“廃棄のシカに新たな命“と題し、弊社メリケンヘッドクォーターズのジビエ振興事業の取り組みを取材いただきました。

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【産経ニュース となりのSDGs】で検索いただければ全文ご覧いただけますので、ぜひご覧くださいませ。

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改めて、弊社各店のお客様はじめ、全ての関係者の皆様へ感謝申し上げます。

引き続き、ご理解ご協力いただけますようお願い致します。



(産経新聞2023/10/20付抜粋)

廃棄されるシカに新たな命

ジビエや革製品に

活用広げる神戸のアパレル企業


農林業被害を防ぐために捕獲される兵庫県内のニホンジカのほとんどが廃棄されていた約20年前、状況を変えようと立ち上がった神戸市のアパレル企業がある。

革製品やジビエを質量ともに安定して供給させるべく尽力。輸送コストを抑えるなどの工夫でビジネスとして成立させ、県産シカの有効活用の輪を広げてきた。


[余すことなく]

シカ革のバッグやシカ革をボタンに使用したシャツ、シカの骨灰を釉薬に用いた陶器、シカ肉の缶詰…。


神戸阪急(神戸市)や阪急うめだ本店(大阪市)に入る直営店「ハイカラブルバード」には衣食住の幅広いシーンで使われる商品が並ぶ。

害獣として廃棄処分されてきたシカの命を無駄にしないという考え方を、都市部のライフスタイルに沿いながら発信している。


店舗を運営するアパレル企業、メリケンヘッドクォーターズ(神戸市)は、アパレルブランドを手がけるほかにも市中心部でシカ肉料理専門店やジビエ精肉店などを運営。ジビエとして販売できない肉や骨も「神戸どうぶつ王国」(同市)に提供するなど余すところのない活用を目指す。

「シカを扱う商社のようなこともやっています」と同社は説明する。


[高品質目指す]

入舩郁也社長(55)は、平成12年の創業まではアパレル企業の企画職に従事。趣味のアウトドアを通じて交流のあった猟師らから、シカの増えすぎによる農林業被害について聞いたことが事業のきっかけだった。当時、捕獲されたシカの活用はジビエとして捕獲者が自家消費するごく一部にとどまっていた。


洋服店として、捕獲後のシカの活用をできないか-。

創業後、釣りにも着用できるタウンウエアを販売しながら、まずは皮に着目。18年、ジーンズのパッチやシャツのボタンにシカ革を使用した商品の発売にこぎ着けた。翌19年には運営する飲食店でジビエ料理の提供を開始するなど、食肉の活用も模索した。


野生であるがゆえ、シカの皮には傷が入っていたり、散弾銃による穴が開いていたりすることもしばしば。バッグなどの革製品を満足のいく品質で作るためには、捕獲や加工に携わる人たちの協力が必要で、原料の確保などに向けて交渉を続けた。


輸送コストを抑える手段として、入舩社長がトラックで県内の処理加工施設を巡回して回収する方法を考案。皮や肉の保管のため、それぞれ冷凍設備のある貯蔵施設を整備するなどした。


[神戸から発信]

県によると、シカによる農林業被害は、狩猟報奨金制度の創設などの捕獲強化が開始された22年度の約4億7千万円から、令和3年度に約2億円まで半減している。


捕獲されたシカの利活用も進み、平成25年度にわずか2.1%だった利活用率は、令和3年度には26.5%に。県の担当者は、「ジビエの利活用を国が後押ししてきた影響は大きい」とした上で「(利活用は)商品として供給する民間の主体があってこそ成立する。捕獲する猟師のやりがいにもつながっているはずだ」と話す。

県はシカの利活用率を7年度に30%、12年度には35%まで伸ばす目標を掲げている。


入舩社長は、「大都市の神戸で取り組むからこそ、不特定多数に啓蒙(けいもう)する入り口になることができる」とも話す。


直営店が神戸阪急に移転することになった令和3年、それまで営業していた神戸旧居留地の店舗はジビエ専門精肉店としてオープン。ホテルや飲食店のほか、家庭料理やバーベキューなど多様なニーズに応じられるよう、幅広い部位を取りそろえ、スライスにしたモモ肉やソーセージなど面倒な下処理が不要なものも販売している。


阪急百貨店の店舗を訪れる客には、商品にシカが使われていることに気づいていない人も少なくないが、それも戦略だという。入舩社長は「お金を出して購入したい、食べたいものであるかどうかは、あくまで商品力、企画力だ。ものを生み出す者として責任を持ち、フェアに選ばれる商品を作っていきたい」と語った。

(福井亜加梨)


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捕獲されるニホンジカの命を無駄にすることなく、貴重な自然資源として【ニホンジカまるごと1頭有効活用】のパイオニアとして、トレーサビリティの整ったシステムにより、地域の自然資源有効活用と地域振興に寄与し、ファッション、自然資源、社会貢献、ひと、もの、世代を繋げる循環線としての役割を果たし、これからも社会へ貢献できるよう邁進して参ります。⠀

引き続きご理解ご協力よろしくお願い致します。

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