『けもの道』2018春号 Hunter's sprinG「洋服屋が出来る社会貢献」ほか (「 肉と皮まで使い切る ニホンジカ1頭まるごと有効活用」)掲載


狩猟専門誌『けもの道 2018春号 Hunter's sprinG』

「洋服屋が出来る社会貢献」ほか( 「肉と皮まで使い切る ニホンジカ1頭まるごと有効活用」)掲載

このたび、『けもの道 2018春号 Hunter's sprinG』(平成30年4月12日発売)におきまして、弊社(株)メリケンヘッドクォーターズが長年取り組んで参りました、「ニホンジカ1頭まるごと有効活用」「鹿に纏わる衣食業態PROJECT」について、取材および掲載いただきました。

取材はじめ、多方面の関係者の皆様に感謝申し上げます。

『けもの道』(編集/株式会社AEG、出版/株式会社三才ブックス)は、実猟系の狩猟専門誌ですが、狩猟未経験の方、ジビエ好き、鹿肉好き、どなたでも、非常に解かり易く狩猟に纏わる実情が掲載されておりますので、つい読み入ってしまう内容です。

新たな知識、新たな世界を知るきっかけに、ぜひご購入いただきご覧ください。

ご購入は、「けもの道本舗」または「三才ブックスホームページ」、アマゾン、楽天ブックス、全国書店の店頭など可能です。

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(以下「けもの道 2018春号 Hunter's sprinG」(編集/株式会社AEG、出版/株式会社三才ブックス)より引用)

肉と皮まで使い切る「ニホンジカ一頭まるごと有効活用」

洋服屋が出来る社会貢献

2000年、メリケンヘッドクォーターズ社(以下「メリケン社」)は神戸にオープンしたメンズアパレルショップのHowdy Doody(ハウディードゥーディー)から始まった。店では港町らしく釣り人や船乗りをイメージしたオリジナル商品やセレクト品を販売。地元客と接する中で兵庫県で発生しているニホンジカによる農林業被害や、捕獲された個体が大量に廃棄されていることを知るようになる。

「廃棄されるニホンジカの皮を事業として活用する。それが獣害問題に対して私たち『洋服屋』の立場から出来ることではないかと考えました」と入舩郁也さんは言う。

そして2006年にオリジナルブランド「ボガボガループライン」(「ボガボガ」はバスク語で「漕げ、漕げ」「行け、行け」などの意)を立ち上げ、鹿革を使ったバッグや靴などを商品化。皮だけでなく肉の利活用にも着目し、同時期に経営委譲を受けたドイツビールを提供する「G.G.C」(神戸市)では鹿肉のハムなどの取扱いを始める。当時は捕獲された鹿の皮や肉を定期的に入手する仕組みすらなく、自社製品を店頭に並べるまでには、捕獲の段階からのシステムや人脈作りが必要であり、兵庫県におけるニホンジカ利活用の道を切り開いた。

「神戸」という地理的特性

メリケン社が創業した「神戸(兵庫県)」という地理的条件も有利に働いた。

ボガボガループラインの商品の多くには、鹿の「白なめし革」が使われている。「白なめし」は兵庫県姫路市の伝統的な革なめしの技法で、仕上がった革が白いことが特徴。なめしには塩と菜種油が使われ、化学薬品を用いないことから「エコな皮革」としても知られる。洋服は「洗濯する」ことが前提の商品。白なめし革は「生地への色写りもないので、服飾に使う革として最適だった」という。

また、兵庫県はニホンジカの農林業被害額、捕獲数などでは全国的にも有数の都道府県だ。ニホンジカによる被害、その捕獲の必要性、捕獲個体の利活用方法の模索という問題は、単なる情報としてではなくリアルで身近な課題であり、メリケン社の取組みは顧客に対し説得力のある共感を生んだ。

社会貢献と利潤の両立

メリケン社は社会貢献を事業の基本方針に据えるが、株式会社である以上、利潤の追求につながらなければ意味はない。

「捕獲者のいる『川上』から、解体者やタンナー(革の製作者)のいる『川中』、そして製品やサービスを一般の方々に提供するわれわれ『川下』まで、『川』の流れを維持しながらそれぞれが経済的な利益を得ることが大切です」と入舩さんは説く。

「ニホンジカの利活用」は決して慈善事業ではなく、根拠と持続性のある経済活動だ。「社会貢献への参加」という理念への共感に始まり、製品やサービスを買ってもらい、食べてもらうということにつなげるため、魅力的な商品の開発や消費者へのアプローチにメリケン社は重点を置いている。

鹿肉に特化で消費量増大

鹿肉製品を「G.G.C」で扱い出した2005年ごろは、日本の野生獣の肉を使ったジビエ料理はまだ珍しく、店で食べるといっても数品の料理を注文する中で興味本位から1品注文される程度のものだった。一度食べて美味しければ、またリピーターとして来店時に食べてくれるが、1品ずつでは消費量も増えない。

そこで「高タンパク、低カロリーなど鹿肉の特徴をPRすることに特化した店があれば、消費量はもっと増えるはず」と考え、鹿肉料理専門店の「鹿鳴茶流 入舩」(ろくめいさりゅう いりふね)をオープン。提供する肉料理のほとんどをニホンジカの鹿肉料理とし、価格はリーズナブルに設定、観光客なども行き交う神戸・元町の中心地に店を構えることで、大勢に鹿肉を食べてもらうきっかけを提供した。今では年間にしてニホンジカ1000頭分以上の鹿肉が鹿鳴茶流だけで食べられるまでになったというから、鹿肉に特化した店舗展開は、消費拡大路線に大きな成果を収めたと言える。

鹿製品をより身近に

「今では、鹿肉や鹿革の認知度はずいぶん高まりました。しかし、まだまだ『特別扱い』されています。私たちはもっと日常のシーンで鹿肉を食べ、鹿革を身に付けるという段階を目指しています」

メリケン社は現在、セレクトショップ4店舗、飲食店2店舗を展開しており、鹿肉や鹿革の正しい知識を訪れた客に店頭で説明し、理解を深めてもらっているという。SNSが発達し、情報拡散は早くなったが正しい情報ばかりとは限らない。消費者の正しい理解があってこそ、「ニホンジカの利活用」は持続可能な取組みになるのだ。

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実猟系狩猟専門誌

『けもの道』2018春号Hunter's sprinG

「けもの道」は狩猟の道を切り開く、狩猟者による、 狩猟者のための完全なる狩猟専門誌です。 狩猟の社会的意義に注目が集まる中、大物猟を中心に 狩猟のロマン・醍醐味を真正面から紹介。 実猟・猟犬・狩猟グッズなど狩猟に関わる幅広くかつマニアックな情報を網羅。 また、ジビエ料理や獣害対策など、いま話題のネタも掲載しています。 迷わずいけよ、いけばわかるさ「けもの道」。 初心者からベテランまで、ケモノと歩けば道になる。

●編集:株式会社AEG ●出版:株式会社三才ブックス

●発売日:平成30年4月12日発売

●B5版112ページ ●本体定価:1944円(税込み)

ご購入は、「けもの道本舗」または「三才ブックスホームページ」のほか、アマゾン、楽天ブックス、全国書店の店頭などでも可能です。

◆けもの道本舗

http://www.kemonomichi.com/kemonomichi2018/kemonomichi2018_spring.html

◆三才ブックス直販サイト

https://www.sansaibooks.co.jp/mook/kemonomichi-2018-spring.html

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このたびの掲載にあたり、取材関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。

また、これまで弊社の取り組みにご理解・ご協力・ご支援等いただきました皆様にも、感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願い致します。

株式会社メリケンヘッドクォーターズ

代表 入舩郁也

https://www.merican-hq.com/

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